プログラミング教育必修化や、世の中のデジタル化の影響を受け、子どもの習い事で、「プログラミング人気」が年々高まっています。
「プログラミングを習わせたいんだけど、ロボット教室とプログラミング教室のどっちがいいんだろ・・・」と、迷われていませんか?
どちらもプログラミングを学ぶことに変わりはありませんが、それぞれの特徴や、お子様の向き不向き、身につく力の違いがあるのです。
そこで、本記事では、
「ロボット教室とプログラミング教室の違いって何?」
「どういう風に選べばイイの?」
「迷うなら、どっちの方がイイ?」
といった、疑問にお答えいたします!
分かり易く、「ロボット教室とプログラミング教室の違いとおすすめ」を紹介していきます。ぜひ最後までご覧になって、判断するお役に立ててくださいね。
ロボット教室とプログラミング教室の違いは?
ではまず、それぞれの教室の違いを見ていきましょう。
違いを一言でいうと、以下のようになります。
★ロボット教室・・・ロボットを思い通りに動かすためにプログラミングする
★プログラミング教室・・・パソコンを使ってゲーム、アニメーションを作る
<ロボット教室とは>
ロボット教室で使用するものは、「ロボット用のパーツ」、「プログラミングに使うタブレットやパソコン」です。
ブロック・モーター・センサーなどのパーツを組み立て、まずはロボットを作っていきます。その後、モーター・センサー・LEDなどの電子パーツにプログラミングを行い、ロボットを動かします。
ロボットという物理的なキットを使うので、「ロボットがこう動いた!」と、プログラミングの成果が見えやすいのが特徴です。
<プログラミング教室とは>
一方、プログラミング教室で使用するのは、パソコンのみです。
授業は基本的にパソコン上のソフトを使い、ゲームの作成・カスタマイズ、アニメーション作成を行っていきます。
教室によってカリキュラムは様々ですが、「Scratch(スクラッチ)」と呼ばれるビジュアルプログラミングで、プログラミングを学ぶことが多いです。小さなお子様でも、簡単にプログラミングの基礎を学べるのが特徴です。
※Scratch:アメリカのMITメディア・ラボで作られた無料のプログラミング言語。画面上のブロックをつなぎ合わせてプログラムを作るため、コードを書かなくてよい。
それぞれの教室で学べること、向いている子は?
次にそれぞれの教室で学べること、向いている子をまとめてみました。
■ロボット教室で学べること
ロボット教室は、ロボットを作ることに加えプログラミングも学びます。そのため、「モノ作りとプログラミングの両方を学べる」点が魅力です。
子どもが好きなロボットを使うため、プログラミングに取り掛かりやすく、自分で作ったモノを動かすことで、直感的な理解のしやすさがあります。
また手を使ってロボットを作るので、パーツの向き・大きさ・形・位置関係など、すばやく正確に認知する「空間認知能力」が養われるのです。
ロボット教室は、「モノ作りや、モノの仕組みに興味があるお子様」におすすめです。
■プログラミング教室で学べること
プログラミング教室は、パソコンを使ったプログラミングでゲームやアニメーションを作るので、自然とパソコン操作が得意になり、基礎的なITスキルが身につきます。
プログラミング学習を通じ、「論理的な思考力」が養われるのが特徴です。ゲームやアニメーションを作ることで、プログラマーやWEBデザイナーといった、お子様の人気職業の理解にもつながります。
また、2025年1月からの大学入試で「情報」が入試科目となりましたが、「入試で出題されるプログラム問題の基礎」を幼少期から学べるメリットがあります。
プログラミング教室は、「ゲームが大好きで、ゲームやアプリ制作、キャラクターデザインに興味があるお子様」におすすめです。
教室に通うなら結局どっちがイイの?
ここまで、それぞれの教室の違いと特徴、学べることなど紹介いたしました。
どちらも一長一短があるので、「お子様の興味や体験教室の反応」を見て決めるのがベストと思います。
「どちらの体験教室に行こう・・・」と、もし迷われるようでしたら、まずは「プログラミング教室」をおすすめいたします。
おすすめの理由はシンプルで、以下の2つになります。
<プログラミング教室をおすすめする理由>
① ロボット教室は入会時に、「ロボット購入」の費用が掛かってしまう
② 基礎的なITスキルが身につき、大学入試にも役立つ
ロボット教室に入会する場合、ほとんどの教室で「学習用ロボットの購入」が必要となります。入会金と併せた初期費用の相場は、およそ5万~10万で、ご家庭にのしかかる負担が大きいです。
例えば、お子様が習い事の途中で、「もう辞めたい・・・」と言い出した場合、ロボット代がもったいなくて、簡単に辞めさせられないと思います(笑)
一方、プログラミング教室は入会金のみで済むケースが多く、入会の敷居の低さと始めやすさが、プログラミング教室をおすすめする理由です。
もう1点は、学校教育で必修化された「プログラミング教育との相性」です。
以下の、「プログラミング教室数の推移」をご覧いただけますでしょうか。
子どもプログラミング教室の数は、「ロボット(プログラミング)教室」、「プログラミング教室」ともに、年々すごい勢いで増えています。
教室の内訳をみると、「プログラミング教室」の割合が年々拡大し、2023年にはプログラミング教室が「全体の約4割を占める」と予測されているのです。
これはなぜかと言いますと、「学校のプログラミング教育」と大きな関係があります。
学校でのプログラミング教育は、世の中の変化やデジタル社会の影響を踏まえ、「論理的思考(プログラミング的思考)」を伸ばすことを目的としています。
プログラミング教室も同様に、「論理的思考を伸ばすこと」を掲げている教室が多いです。世の中で高まる、「論理的思考の学び」と、「お子様の大学入試を見据えたプログラミング知識向上」のため、プログラミング教室の割合が増えているのです。
以上の背景から、迷われる場合には「プログラミング教室」をおすすめいたします。
まとめ
いかがだったでしょうか。それぞれの教室の違いやおすすめは、理解頂けましたか。
「子どもが家でゲームばかりして困る・・・」と、嘆かれるお父様、お母様。いっそのことプログラミング教室で、プログラミングを習わせてみてはどうでしょうか?
ゲームが大好きならゲームを作る側になって、遊び感覚でプログラミングを学ぶと、圧倒的に習熟度が高いです。大学入試に役立つ知識も養うことができるので、まさに一石二鳥ですよ。
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本記事をご覧頂き、ありがとうございました。興味が沸いた方は、こちらの記事もご覧になって下さいね。
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